【第5章】面接を抜かされた!休職回復後に襲われた再就職の挫折。そして、偶然の出来事。

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休養で心は回復。だが、現実は甘くなかった

適応障害による休職を経て、私は心身ともに回復しました。休職中に学んだ「回復設計術」(全然大層なものではないです…)のおかげで、もう二度と心身を壊すまいという強い決意を胸に、再就職活動を再開しました。

前回利用した転職サービス(PTOT人材バンクさん)を再び頼ったのですが、「誰かのレールに乗れば安心」という甘いキャリア観は、再び現実の壁に打ち砕かれることになったのです。

この記事を読むメリット

頑張りすぎてキャリアに迷いを感じている皆さんが、この挫折体験から以下の3つの重要な教訓を得ることができます。

  • 【キャリアの主導権】 転職サービスに依存せず、「自分で自分の価値を決める」ことの重要性が理解できます。
  • 【資格論の深掘り】 専門資格が「自分を縛るもの」から「自分を守る武器」へと変わる視点が得られます。
  • 【転換点】 挫折から「思考の断捨離」(ミニマリズム)へ繋がり、次の成功への必然性を感じられます。

期待と裏切り:再び頼った転職サービスでの活動

「休職期間を無駄にできない」という焦りと、「早く働きたいと」という思いから私は再び転職エージェントに登録しました。前回、放課後デイサービスへの転職を成功させたサービスに頼れば、「スムーズにいくだろう」と考えていたのです。

前回担当してくださったかたとは別の担当の方だったのですが、情報提供やアドバイスはしてくれました。転職サイトを利用した経験は需要があればいつか書こうと思います。

しかし、活動を進めるうちに、私はシステム上の致命的な欠陥に気づき始めました。それは、私の「個人の価値観」が、全く考慮されないということです。

  • 今回の適応障害の経験や、「休養を最優先する働き方が必要だ」という私の切実な訴えは、システムの論理(スピードや効率)の前では優先度が低いのです。
  • 彼らにとって私は、あくまで「理学療法士」という一つの商品であり、最も高く、早く売れる(採用される)場所を探すことが目的でした。

自分の人生なのに、なぜ私はまた他人のレールに乗ろうとしているのだろうか、と疑問が芽生え始めます。


現実の壁:目の前で起きた「面接を抜かされる」挫折

そんな疑念を抱えながらも活動を続けていたとき、再起をかけた私の心を再び折る出来事が起こりました。

順調に進んでいたはずの面接予定が、エージェントからの連絡で突然棚上げになったのです。理由は、「あなたよりも後に活動を始めた、経歴の似た人物が先に面接を受け、そのまま採用が決まった」という理不尽なものでした。

その時の私の感情は、診断時の安堵とは真逆の、強い失望と自己否定でした。

  • 「休職を経て、せっかく回復したのに、私には価値がないのか?」
  • 「やはり、私は選ばれない人間なのか?」

この挫折は、単なる不採用ではありませんでした。自分の意志とは無関係に、誰かの都合で人生の選択肢が切り捨てられたという、システムに対する不満でした。自分のキャリアを他人の手に委ねていた結果、理不尽に切り捨てられたと感じてしまいました。今振り返ればこの経験もあってよかったと思っています。


「失われたキャリア」の再構築と、思考の断捨離の始まり

この挫折を機に、再度立ち止まることを余儀なくされました。「他者に評価されること」を追い求める、今までのキャリア観を根本から見直そうと考えました。

そして、この内省の中で、私のキャリア観を縛っていた「両刃の剣」の正体に気づきます。

資格という「両刃の剣」の再評価

  • 【進路を縛る鎖】 今までの私は、「理学療法士」という肩書きによって進路を無意識に縛られていました。資格があるからこそ、その分野以外の選択肢を切り捨てていたのです。これがマイナス面です。
  • 【自分を守る武器】 しかし、理学療法士という資格そのものは、努力の証であり、自分の専門性の「核」です。捨てるべきものではない。これはプラス面です。

この気づきから、「思考の断捨離」を意識しました。

私は、専門性(資格)は道具として残し、その使い方(働き方、時間の使い方)を根本から見直すという発想に転換しました。自分の休養を削ってまで働くことをやめ、資格を「自分を守るための道具」として使うことを選んだのです。


結論:すべてを捨てたときに生まれた「第三の道」

すべてを捨てて立ち尽くしていたとき、自分の内側から生まれた教訓だけが残りました。自分の体と心に正直な「自己設計」を始めることこそが、最も安全で確実なキャリア構築であることを確信しました。

そして、この「他人のレールを降りた瞬間」、運命的な出来事が起こります。

自分を心から理解してくれる相手、【病院時代の同期(友人)】から、「一緒に働かないか」というオファーが届いたのです。これは、私が専門性という武器を残した結果、得られた奇跡的なチャンスでした。

次章では、この運命的なオファーを受けた私の決断と、そこで私がこれからどのように進んでいくかを解説していきます。


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この記事を書いた人

理学療法士 × FP × 2児のパパ。
働き方・お金・暮らしを“自分らしく整える”をテーマに発信中。

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